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2018-06-21

50代女性 会社員 10年前から繰り返す左お尻の痛みと2か月前から出てきた左膝内側の痛み

症状

産後からなんとなく左お尻の痛みが始まり、ひどいときは太ももの裏に痺れが出ていた。病院では坐骨神経痛と診断されたが、回復することなく出たり出なかったりを繰り返していた。2か月前に左足首を捻挫して、足首をかばったせいか左膝のロッキングが急に起こった。痛みも強く動かすことが出来なかったが、整形外科で痛み止めなど処方してもらい改善した。しかし、徐々に左膝の内側に痛みが出てきた。この痛みが1か月以上改善しないので来院した。

検査

左の仙腸関節に圧痛があり、左足の短下肢がみられる。左梨状筋や左大腿筋膜張筋の圧痛と緊張が強い。本人訴えている膝内側の痛みとは、鵞足(脛骨粗面の下内側)である。鵞足に付着する筋肉(薄筋、縫工筋、半腱様筋)においては縫工筋の緊張・圧痛が強い。

施術

まずは鵞足に付着して緊張が強かった縫工筋を緩め、股関節周囲の筋肉をストレッチを行っい股関節の動きを整えた。これだけでも、鵞足の圧痛はかなり軽減した。同時に、梨状筋も触診すると施術前と比べて緊張が軽減していた。その後、骨盤の歪みを矯正し、梨状筋を含めた臀部の筋肉を緩めた。左仙腸関節の圧痛は消失。膝周囲が軽くなったと実感している。

結果

この患者さんは、産後から臀部の痛みが始まり、産後の骨盤の不安定な時期に歪みが生じてお尻の筋肉に負担がかかったと考えられます。この痛みが始まった時期に骨盤矯正を行い、産後で不安定な骨盤をベルトなどで安定させていたらここまで悪化していない可能性はあるでしょう。歪んだ状態で長期間過ごしたことで膝に負担がかかったのかもしれません。きっかけは足首の捻挫ですが、その後膝のロッキングは膝をかばうことや身体の歪みによって負担をかけた可能性もあります。今回膝の内側の痛みのある部位は鵞足という3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が付着している場所で、どの筋肉も股関節に関わります。特にこの患者さんの場合、縫工筋の緊張が強くこの筋肉が緩むと圧痛も軽減しました。緊張した縫工筋は梨状筋の動きを妨げることがあり、臀部の痛みに関わっています。それもあり、膝の施術を行うと臀部の過緊張が軽減したのでしょう。初回施術後から坐骨神経痛の症状は出ていません。現在3回目の施術行い、膝の調子もよく痛みも出ていません。

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