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2018-02-12

30代女性 産後骨盤ケアをせずに1年半経過 尿漏れ・体型が戻らず、腰痛・慢性肩こりに悩む

症状

デスクワークをしており慢性的な首から肩にかけての凝りがある。また、産後1年半経過しているが、腰回りの凝り・尿漏れがあり、お腹回りの体型が戻らない。産後、骨盤矯正をしたかったが時間がなく、産後腰の症状が出た。それに伴ってか左股関節には違和感があり、左足がつることが多い。倦怠感や不眠があり、病院では産後鬱の診断。育児と仕事に追われ、自分をケアする時間がなかなか取れず症状が悪化しているので来院した。

検査

姿勢において、頭部は前方位にシフトしている。また、右肩挙上筋(肩甲挙筋)は過剰使用しており、緊張・圧痛が強い。また、後頭下筋の緊張も強い。

立位では、やや反り腰になっており腰仙部に圧痛があり、仙腸関節の動きが悪く骨盤は開いており、腸腰筋や骨盤底筋が上手く使えていない。

左股関節は屈曲位(特に内旋位)でつまり感がある。また、左半腱半膜様筋の緊張・圧痛があり下肢に関連痛を誘発。

施術

本人が日頃一番気になっている肩から施術を行った。肩が無意識に上がってしまう原因として背中の意識が全くなく、特に肩甲骨の下制(引き下げる)することが難しい。上腕骨と連動して肩甲骨を動かし、大胸筋はストレッチして肩を正しい位置に戻す。また、上部頚椎の矯正し、後頭下筋を緩めた。見かけ上、背中は丸まり頭部は前方にシフトしており、マットの上で四つ這いからダウンドックのようなポーズになり胸椎の伸展の動きを付けた。ここまでの施術で、本人はかなり肩が楽だと感じている。

腰部は、圧痛のある仙腸関節を矯正して骨盤を整えた。内転筋・腹筋が上手く使えていないため、腰部により負担をかけている状態にあり、内ももにリングを挟み腹筋のエクササイズを行った。また、左腸腰筋を緩め股関節筋のストレッチを行うと、股関節のつまり感は消失した。この状態で左半腱半膜様筋の関連通の誘発はなくなったが、少し圧痛が残っており、緩和操作を行った。腰仙骨部を動かすため、マットの上にあおむけになり、骨盤の前後傾(ペルビックアーティキュレーション)のエクササイズを行った。

結果

肩は可動域が広がり、頭部前方にシフトした姿勢から(横から見て)肩の上に頭部がくる姿勢に変化した。本人は施術後直後「食いしばりが減った」と感じている。また今まで症状のある肩ばかり気になっていたようだが、背筋や肩甲骨の動きを意識することができるようになった。

腰部は出産による腹筋の低下や骨盤の開きによる症状であった。立位で腹筋を使わせると腰仙骨部の圧痛は消失する。また、腹筋を意識できることは骨盤底筋の意識にもつながる。骨盤の調整は今後も必要だが、腹筋(腸腰筋)を強化していくことで、体型の戻りや尿漏れの改善に期待ができる。実際、初回の施術後尿漏れが改善した。現在、継続して施術をしている。

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