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2017-12-16

30代男性 疲れがとれない

症状

30代男性。デスクワーク。痛みはないが、10年くらい前から首・肩・背中・腰など全体的に疲れやすい。1年以上マッサージに通っていたが変化がなく、来院した。運動はしていないが、毎日20分ほど歩いている。

検査

座位では頭部が前方にシフトしており、骨盤を後傾し、背中を丸める姿勢。側臥位(横向き)で、上肢を動かすと体幹が弱いため不安定である。肩を動かす動作にて、肩は緊張が強く、本人は力の抜き方が分からない。肩を挙上する筋肉は過度な緊張があり、うまく肩甲骨が動いていない。肩の外転・伸展の動きに制限があり、上部胸椎の動きも低下している。腰は動きにおいて痛みはないが、腰部伸筋の緊張が強く、股関節の動きが悪い。両股関節ともに屈曲・内旋の動きでつまり感があり、伸展の動きも制限がある。

施術

まずは肩甲上腕関節(肩)の動きを付けるために肩や肩甲骨周囲の筋肉を緩めながら肩関節の制限を取り除き、本人にも肩関節の制限をストレッチしながら自覚してもらった。施術後はエクササイズにて、背中を使う感覚を取り戻すため、肩と肩甲骨と胸椎の連動した動きを指導した。頸椎の制限もあったため矯正して、肩を挙上する筋肉(肩甲挙筋)に対してはストレッチを行い、頭部が前方にシフトして負担のかかっている頚胸移行部の動きをつけた。この時点で、本人が肩の位置が下がったという自覚が出た。

腰部は緊張の強い腰部伸筋を緩め、制限のある腰椎に対して矯正を行った。股関節の屈曲時のつまり感は腸腰筋や内転筋の硬さによるもので、緩和操作とストレッチを行い、つまり感は消失した。また、上手く殿筋を使えていなかったので、施術後股関節の動かすエクササイズと殿筋強化を行った。もともと痛みはい訴えていなかったが、施術後は身体が軽くなった自覚していた。

結果

問診時、座位の姿勢は誰もがわかる不良姿勢で、背中は丸まり姿勢を正すのがとても辛そうだった。肩挙上筋の緊張は強く、本来はコリや痛みなど慢性症状を訴えてもよさそうな状態だったが、それも本人があまり感じていないことが日々の疲れやすさをい訴える原因だったようだ。定期的に施術を行い3回目の来院で本人の訴える疲れやすさは消失したが、現在も定期的なメンテナンスを行っている。仕事に集中してしまうと気付いたら肩が上がってしまうと自覚できるようになり、施術した後のいい状態をキープしようと意欲的に指導したエクササイズを自宅で行ってもらっている。

慢性化した症状は、間違った身体の使い方が癖づいている場合がよくある。その場合は、施術に加えてご自身で動いてもらい実感してもらうことが、根治への近道となる。

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